診療内容
しわ
しわには表情によってできる表情じわと、年齢によって出来る加齢じわの2種類があります。
加齢じわは、皮膚のコラーゲンやエラスチンの変性と保水力の低下から出てきます。
小じわであれば、肌の保水力を高めるだけでも改善されますが、深く刻まれたしわは簡単にはいきません。そういうしわを、コラーゲンやヒアルロン酸の注射で改善することができます。
コラーゲンやヒアルロン酸を細い針で直接しわの部分に注射することで、そのしわの部分を持ち上げ、広げてしわを目立たなくします。
コラーゲン自体は、牛皮から生成された物質ですので、最初にアレルギーテストが必要となります。アレルギーテストは、ひじの内側の皮膚にコラーゲンを少量注射し、4週間様子をみます。もし合わないときには、赤く腫れたり、かゆみが出たりします。4週間待てない方には、1回目をテスト後、1週間後に2度目のテストを行い、そのまた1週間後に判定を行います。合わない人の確率は約3%(100人に3人)です。ヒアルロン酸は化学的に合成されているものなのでアレルギーテストは必要ありません。
コラーゲンは自然なたんぱく質ですので、100%吸収されてしまいます。吸収されるのにかかる時間は、およそ4~6ヶ月ぐらいです。ですから良い状態を保とうと思えば追加が必要となるわけです。100%吸収され異物として体内に残らないため、安全性が高いといえます。
ヒアルロン酸も100%吸収されるのですが、半年~1年とコラーゲンより持続します。
- ボツリヌストキシン注射
- ボツリヌストキシンは、神経伝達を遮断する作用があります。保険診療では、顔面痙攣、目瞼痙攣、斜視などに使用されています。最近、日本でも美容目的で眉間のシワへの使用許可が出ました。注射は細い針で注入するだけなので、3時間後には洗顔、お化粧もできます。傷跡も残らず、非常に手軽なしわの改善法と言えます。
- シワ治療
- ボツリヌストキシンを注射することでその部位の表情筋を麻痺させてシワが出ないようにします。適用部位は眉間、額が最適です。目尻にも効果的なのですが、笑顔の表情に影響するため私はあまりお勧めしていません。注射をするだけですので傷跡は残りませんし、普通に洗顔、化粧ができますので手軽です。効果は注射3~4日後に現れ1~2週間で固定します。もし効果が弱い場合はそこで追加投与することがあります。持続期間は、個人差がありますが、初回投与で4~6ヶ月間、追加投与で6~8ヶ月と言われています。
- ワキガ多汗症治療
- ワキの下の汗やニオイでお悩みの方への治療法です。注射をするだけで汗が極端に減ります。手軽な方法なのですが、効果はやはり一時的で6~10ヶ月くらいです。一時的な効果を求められるのであれば、傷も残らず当日からシャワーや入浴なども可能なので良い方法でしょう。
内出血…注入後に内出血、浮腫、軽度の疼痛が現れる場合があります。
次第に治まりますが、通常3日~1週間程続くこともあります。
※個人差がございます。
ハレ…注入後少し膨らみが生じます。
次第に治まりますが、通常2日〜3日間程度続くこともあります。
※コラーゲン注射のみ。
※個人差がございます。
コラーゲンは高研社のアテロコラーゲンを使用します。
アテロコラーゲンは医薬品医療機器等法上の承認を受けた医療機器ですが、しわ治療への使用は効能・効果への承認がない適応外使用です。
ボツリヌストキシン注射に用いるMETOXは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。韓国のBNC KOREA社で製造されたものを当院にて個人輸入しております。
ボツリヌストキシンは、韓国のKFDAの承認を受けています。国内においてはボツリヌストキシンとは別のボトックスが厚生労働省より承認を取得しています。
ヒアルロン酸注射に用いるダーマレックスは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。それぞれ、韓国のHUGEL社で製造されたものを当院にて個人輸入しております。
ダーマレックスは、韓国のKFDAの承認を受けています。国内においてはダーマレックスとは別のレスチレンが厚生労働省より承認を取得しています。
ヒアルロン酸製品のダーマレックスは、韓国のKFDAの承認を受けています。国内においてはダーマレックスとは別のレスチレンが厚生労働省より承認を取得しています。
二重
手軽な埋没法がほとんどです。
切開法は皮膚を切開するために傷跡が残り、手術後の腫れが引くのに2週間程度かかります。また、皮膚を縫合してあるため、約1週間後に抜糸が必要です。
ただし、固定力は非常に強く、約95%の確率で二重まぶたが定着し、線が消失することはありません。
それに比べ、埋没法は切開をしないため傷跡が残りません。腫れも軽度で3日から一週間程度で目立たなくなります。
しかし、固定力は切開法に比べると劣り、約40%程度の確率で二重まぶたの線が消失することがあります。
切開しないため、仕上がりは非常に自然で、手術翌日から洗顔、お化粧等ができる等の理由で多くの方が埋没法を希望されます。麻酔は局所麻酔で行い手術時間も約15分程度の短時間で終わります。
注意していただきたいのは、手術直後から、自分が望んだとおりの結果にはならないということです。
手術後の腫れがある間は自分が望んでいる状態よりも幅が広く、しかも左右同じように腫れる訳ではありませんので、左右の差が大きく出ることがあります。だいたい1週間後にはほぼ仕上がりに近い状態となりますが、おおむね仕上がるのは埋没法では約1ヵ月後・切開法では約3ヵ月後になるのが一般的です。
腫れ…手術後は腫れによって幅が広くなり、左右の差が出ることがあります。
一般的に完全な仕上がり状態になるのは埋没法が約1ヵ月後・切開法が約3ヵ月後となります。
※個人差がございます
ほくろ
薬液焼灼法を受ける方がほとんどです。
ほくろというのは、ちいさなあざの事です。シミとは異なり、色素細胞の集まりなのです。近年、紫外線の多さにより皮膚がんの発症率の増加が問題とされていますので、1度ほくろの診断を受けるのも良いかもしれません。
ほくろをとる方法は、大きく分けて3つの方法があります。まず、最も簡単なものは薬液焼灼法です。これはトリクロロ酢酸という薬液をほくろの表面に塗り化学的に焼いてほくろをとる方法です。
薬液塗布後、2,3分ピリピリとした痛みがあり、ほくろの表面が白くなります。その白さは3時間ぐらいの間に元に戻り、その後、じょじょに黒くなり翌日には黒色となっています。その部分が1週間程度でかさぶたとなって脱落します。1回で全て取れるものもありますが、平均的には3回から5回繰り返して取っていきます。この方法の利点は、局所麻酔の必要も無く、すぐに傷になりませんので、ガーゼをあてる必要も無く、洗顔、お化粧が普段どおりできるため、目立ちません。ただし、100%完全に取れるとは言い切れませんが、80%の確率で取ることができます。
次に、局所麻酔を行い、ほくろの色素のある部分の皮膚を電気メスや、レーザーメスで焼きとる方法です。直後は穴のあいた状態となり、傷が治るのに2週間ぐらいかかります。その間、洗顔はできますがその部位にお化粧はできません。また、術後は傷の赤みが強く残り、赤みが取れるのに3ヶ月から6ヶ月ぐらいかかります。また、あまり大きなものだと、傷跡が目立ちますので3ミリ以下ぐらいのものが特に適用となります。
最後に普通の金属メスで切り取る方法です。やはり、局所麻酔を行い、金属メスでほくろの部分を切り取るのですが、くりぬきと言ってほくろの部分だけを切り取り、そのまま傷を治す方法と、まわりの皮膚も一緒に全部切り取り縫い縮める方法があります。これは、色素の深いものや大きなものでも確実に取れますが必ず傷跡は残ります。ただ、小さなものですとあまり目立たなくなります。
当院では、日常生活において、不都合のないという事が喜ばれて、薬液焼灼を利用される方が95%以上となっているのが現状です。
薬液焼灼法はまれに軽い鈍痛を伴い、かさぶたとなり剥がれた箇所が傷になる可能性がございます。
電気メス焼灼法は穴のあいた状態となり、傷が治るのに2週間ぐらいかかり、洗顔はできますがお化粧はできません。術後は傷の赤みが強く残り、赤みが取れるのに3ヶ月から6ヶ月ぐらいかかります。
普通の金属メスで切り取る方法では、わずかですが必ず傷跡がいくらか残ります。
プラセンタ
プラセンタの組織修復効果で美白。
プラセンタエキスとは、胎盤エキスのことで、現在使われているのは馬、豚、人間の胎盤から抽出したものです。現在、プラセンタエキスの中身が完全に解明されているわけではありませんが、疲労回復や組織修復作用、ホルモン様作用のような効果があることは解っています。肌に対する作用としては一番に美白効果があります。摂取する方法は、塗る、飲む、注射という3種類があります。
塗るプラセンタは経皮的なアプローチなので、効果は塗った部分だけの皮膚にとどまります。飲むプラセンタは塗るものと違って全身的な効果がありますが、注射には劣ってしまいます。やはり全身的に大きな効果を望めるのは注射で、効果アップのためにツボ注射という方法もあります。これは非常に即効性の高いものです。ただし、注射は医療行為にあたりますので、ドクターのいる医療機関でしか受けることはできません。そして、塗るプラセンタや飲むプラセンタは馬、豚由来ですが、注射に使用するプラセンタはヒト胎盤エキスから取ったものです。
医療の分野では、更年期障害、慢性肝炎などの治療に使用されています。厚生労働省から保険適用の薬品として認められています。肌だけの効果でいうならば、塗るプラセンタが一番よく効きます。特に、イオン導入という方法を用いれば、より一層効果が上がります。イオン導入法は自宅でできる簡単なものもありますので、ご相談下さい。※当クリニックでは更年期障害をお持ちの方を除き保険適応外となります。
注射部位の疼痛
過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)
注射部位の硬結
ピアス
現代では、ファッションとしてあたりまえになりつつあるピアス。最近は耳たぶだけではなく、耳の軟骨部分やおヘソにする人が急増しています。そのため、個人で開けてトラブルを起こすケースが多くなっています。専門の医療機関で完全滅菌された、軸の太いファーストピアス専用のピアスを用いて穴開けをしましょう。
- 耳たぶ
- ピアスガンを使用し麻酔はせずに一瞬で終わります。出血はほとんどありません。
- 耳の軟骨部、おヘソ
- 局所麻酔をし、特殊な注射針を使用してピアスを通します。麻酔を用いるため、痛みはほとんど感じません。
ピアッシング後は、ピアスをつけたまま、その部位をシャワーで良く洗いきれいにしてピアスの軸を動かしてください。消毒はしてはいけません。消毒するとピアスホールの出来が悪くなりトラブルの元になります。ファーストピアスは耳たぶで3ヶ月、軟骨、おヘソで6ヶ月間は絶対にはずさないでください。
ピアスホールに痛みを感じる
感染を起こす可能性がある
痒みが生じる
しこりができる
等、トラブルが生じた際には医療機関に相談をしましょう。
美肌フォトRF
光、高周波、コラーゲンで
若々しく美しい肌に!
フォトRFは今までの光治療とは異なる治療法です。シミや赤ら顔の改善は従来の光治療でも可能でしたが、このフォトRFは2つのエネルギー、フォト(光)+RF(高周波)のダブルアクション効果により、光だけの治療よりも肌の奥まで安全にエネルギーを浸透させる事ができ、シミやソバカス、赤ら顔はもちろんのこと、毛穴の開き、小じわ、肌のハリにも効果を発揮するスキンリニューアル法です。
1回の治療は20分~30分で、ダウンタイムもなく施術後すぐにお化粧ができる手軽な治療法です。1回だけでも効果が実感できますが、約3週間に1回の間隔で5~6回繰り返すとより効果が高くなり、回数を重ねるごとにハリや透明感のある美肌に近づきます。
パワーが強すぎたり当てすぎたりすると、やけどの危険性がございます。
この治療で用いるオーロラは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医機器です。米国のシネロン社で製造されたものを当院にて個人輸入しております。
オーロラは、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されています。国内においてはオーロラとは別のフォトフェイシャルM22が厚生労働省より承認を取得しています。